少し気になりながらも放置していたのですが、アニメ化が決まったので読み始めることにしました。
暗部組織『アイテム』の過去編ですね。
フレンダが元気いっぱいに生きています。
時系列的には原作1巻の1年前。バイオハッカー編あたりかな⁉
今は亡きキャラの言動を楽しめるのが、過去編の一番の醍醐味かもしれません。
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【小説】少女共棲1巻の登場人物
メインキャラ
敵対アイテム
女貞木小路 楓(いぼたのきこうじ かえで)
鰐口 鋸刃(わにぐち のこば)
花山 過蜜(はなやま かみつ)
井上(いのうえ) ラスペツィア
※この“敵対”は、あくまで麦野達から見て“敵対している”アイテムという意味で、第三者からみ見ればまったく同じチーム名。
サブキャラ
セリフなし
黄泉川
名前のみ
黒妻
海砂 清柳(うみすな せいる)
【小説】少女共棲1巻のバトル
アイテム VS 警策
麦野 VS 花山
フレンダ・絹旗 VS 鰐口・楓
華野 VS 鰐口・井上
麦野 VS 楓
・警策は、たった1人でアイテム5人を同時に相手していると思っていい
・ただ滝壺については足手まといに近い?
・華野も非戦闘員ではあるが・・・
・井上もほぼ戦闘描写なし
【小説】少女共棲1巻の話の流れ
6月30日
暗闇の五月計画(4人目)
7月1日
仕事の依頼概要(5人目)、保険会社役員誘拐
7月7日
保険会社潜入、地下格闘(コロシアム)会場の特定と潜入
7月14日
救出作戦
7月21日
ラストバトル
7月28日
葬儀と黒幕
7月31日
真実
一つの事件が終わるのに約1か月。
1日で1巻消費することもある原作と比べるとのんびりしていますが、本来、こっちのほうが自然ですね。
だいたい1週間ごと明記しているのが、偶然か故意か、やや気になるところではありますが。
【小説】少女共棲1巻のテーマ
悪人(犯罪者)の種類
アイテム、敵対アイテム、警策。
いずれも暗部で殺人犯。
警備員や風紀委員に追われる立場という共通点があります。
それぞれの違いはというと、
アイテム:お金は二の次で仲間想い
敵対アイテム:歪んだ死生観を持つ利益関係
警策:目的のためなら民間人も平気で巻き込む1匹狼
こんなところかと。
刊行一発目はまず、同じ悪人でもアイテムはまだましなほうといいたさげな感じですね。
裏切りを許さないというのも、過剰な防衛反応の一環で、弱肉強食の世界ではままあること。
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感想
善人がいない暗部編
基本、誰かを守る、誰かを救うための戦いではないですね。
お金のため、誰かを殺したいのための戦い。
ここが原作の暗部編と大きく違うところ。
それこそ命懸けで戦っていますが、かっこよくも羨ましくも思えない。
一言に、怖ェェェ・・・
アニメではいくらか緩和して描写するのでしょうが。
それでも全体的にジメジメと感じないのは、少なからずある日常編のおかげか。
原作やその他外伝との整合性
大きな竜、水没地下街、ムサシノ牛乳など。
私が見落としているだけで、他にもいろいろあるかもしれません。
これ、既刊で関係しそうなところ全部見直さなければならないから、書くのさぞかし大変なんだろうなあと。
ちょっと、著者に同情すると共に感謝。
よく喋る滝壺
アイテムのメンバーで、一番違和感を持ったキャラ。
積極的に仲間の心配をしたり、仲間にアドバイスを送ったりと、滝壺ってこんな感じだっけ?
そもそも原作の彼女は、浜面にただ引っ付いているだけのオマケみたいなポジションで印象が薄いです。
だからこそかもしれませんが・・・。
それにしても麦野をこれをほど大切に思っているのは驚き。
まあ命の恩人なら当然ですが、ここから少しずつ関係が変わっていくのでしょうか⁉
実質的な主役は麦野か?
とある暗部の原子崩しにしなかったのは、やはり仲間想い、チーム戦を強調したいからかな。
どうも過去の麦野は、1対1の戦いにあまりこだわりがないようです。
勝てばいい、結果が伴えば過程はどうでもいい、それこそレベル5としてのプライドとかも。
あと、麦野家。
能力者の家族に触れるのは、とあるシリーズとしては珍しい。
お金持ちのお嬢様が、どうして暗部に堕ちた?のか、今回の話では掴み切れませんでした。
警策ってこんなに強かったけ⁉
1年後、何で白井に負けたんだろうという疑問符がつくくらいには。
何よりも驚いたのが、そのパワー。
1000トンの金属を操作⁉10トンダンプ100台分ね。
ほんまかいな?というのが麦野の第一感だが。
レベル5相当の舞殿の100分の1と聞けば、ありえない数字ではないのかもしれません。
かませ犬か前座
敵対アイテムの連中は決して弱くないんだが、如何せん油断のし過ぎ。
ナルシストとともいうし驕り、調子に乗ってるとも。
でも、能力はわりと面白いですね。
てこの原理とか、久々耳にした気が。
リベンジを期待したいところですが、やはり厳しそうです。
生命保険とギャンブル
うん十年生きてきて今更ですが、本巻を読んで、この二つがよく似ていることを知りました。
お金を賭ける、命を賭ける。
どっちも支出より収入が多いことで初めて商売が成立します。
テレビCMの影響が発端かわかりませんが、現実では生命保険に加入している日本人の割合は8割くらいらしいですね。
よく入る気持ちになれるなあ・・・。
私の場合、お金が有り余っていても躊躇しそうですが。
単純⁉複雑⁉なストーリー構成
配役、舞台装置、テーマなどの材料が決まったら、あとはこれをどう味付けして料理するかです。
ある組織で問題が浮上。
これを解決するために、別の組織をぶつける。
その別の組織の力量では不安なため、黒幕自らも参加。
仲介人を通じて情報を小出しにしつつ誘導。
途中邪魔が入ったが、これも計算のうちだったのか。
攫われたのは故意なのか。
結果、ほぼほぼ黒幕の思い通りの結末。
麦野たちは彼女の手のひらの上で踊らされただけなのか。
以上、矛盾や蛇足が所々あったような気もしますが、全体的にはよくまとまっていたのかな。



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