魔術師:黒小人、戦乱の剣、ロキの投網など
登場巻:新約3~6、8~10
全盛期:新約10
ランク:S-
オティヌスを頂点とした北欧系魔術結社『グレムリン』にて、『主神の槍(グングニル)』の製造など重要な任務に就く10代?の少女。
髪は銀色の三つ編み。褐色の肌の上にオーバーオールを着込み、視力が悪い?のか眼鏡をかけている。
黒小人の正当な後継者。
戦闘員ではなく職人だが、魔術師として上位の実力を誇る。
自分好みの霊装を作り使いこなせるのが最大の強み。
麓洞など学園都市の兵士を多数殺害。
雲川鞠亜に2回、病理とサフリーに1回ずつ勝利。
近江とは1勝1敗。
上条に2回、トールとオッレルスに1回ずつ敗北。
能力
黒小人(ドヴェルグ)
・超希少な存在で、神々(北欧神話)の武具を作る職人
・『グレムリン』に加入する3年前は、純粋に工具の開発に勤しんでいた
戦乱の剣(ダインスレーヴ)
・人間が操れる武器の中で最大クラスの伝説の魔剣(霊装)
・外観は黄金の西洋の剣
・使い方は3種類。1が本命で、他二つはその副産物
1.『終末の神や王の召喚』:魔剣と鞘を切り離すと準備完了。あとは、剣を振るいながら詠唱するだけで、各神話各宗教の終末に関わった神や王などをこの世に呼び自分のしもべとして制御できる。これらの怪物を1度に大量に出すと世界崩壊が始まったり、御使堕し(エンゼルフォール)のような怪現象が起こったりするので、使うときには事前に戦場とその他の地を結界で区切る必要がある。
「ギリシア式オリンポス斬獲(ざんかく)。巨呪人(きょじゅじん)ティターン請来」:ゼウスの敵としてギリシア神話に登場する筋骨隆々の『巨人』(全長は高層ビル)。標的を大気圏外まで吹っ飛ばすように地面から出現。大音響で叫ぶ、直径5メートルの拳で思いっきり殴る、足で踏みつぶすなど単調な攻撃が特徴的。
「アステカ式第一の太陽斬獲。食人獣(しょくじんじゅう)オセロット請来」:最初の人類を滅ぼした、アステカ神話の死神の『人食い獣』。胴体はライオン、頭はワニに酷似。全長10メートルほど。ティターンの皮膚からボコボコと出現し標的に襲い掛かる。
「北欧神話式アースガルド斬獲。炎獄王(えんごくおう)スルト請来」:九つの世界を焼き払う力がある北欧神話の『魔王』。ティターンよりさらに大きな巨人で、刀身70m程の炎の巨剣を縦横無尽に振るう。
「十字教式天国斬獲。悪食王アバドン請来」:数十万単位の『イナゴ』の大群。觔斗雲のように術者の手足となり宙を移動する。
「神道式高天原(たかまがはら)斬獲。黒穢衆黄泉醜女(こくえしゅうよもつしこめ)請来」:日本神話に登場する黄泉の国の主『イザナミ』の穢れの集合体。ドロドロとした大量の長い黒髪の津波から、枝のように細い手が何十本と飛び出してくる。
「インド神話式アマラーバティ斬獲。万化神ヴィシュヌ=アヴァターラ請来」:創造神ブラフマー、破壊神シヴァと同じインド神話の3柱に数えられる『維持神ヴィシュヌ』。最高神クラスの閃光による目視不可の光速攻撃。見えたら見えたで失明確実。威力は、アバドンを蒸発しスルトを無力化させるほど。顕現時間はわずか数秒。強大な悪優先で殺す習性がある。
2. 『心停止』:詠唱「充填」。鞘に納めたまま剣を掲げると、天空から閃光が剣に降り注ぐ。すると、マリアンを中心に衝撃波が全方位に撒き散らされる。その後、鞘には青白い光が発生。掲げていた剣を下ろして前に突き出し、そのまま指先で鍔を数センチ押し上げ、赤と金の刃が外気に触れた瞬間、その行為を見ていた敵の心臓が止まる。そして、また刃を戻す。この一連の動作1回につき1人殺せる。「本領を発揮したこの剣に殺されるくらいなら心臓を止めたほうがまし」という人の恐怖心を利用した魔術。頭ではなく魂を揺さぶる攻撃のため回避するのは困難。でも、『幻想殺し』で解除できる。
3.『長大な刃』:数センチほど浮いていた刃を鞘に戻す動作で発動。鞘の下端から細長い形状の灰色の刃が噴き出る。鞘を上下左右に振ると、刃も連動して動く。刃の出現時間は3秒ほど。消えてから次の刃を出すまで1秒とかからないので、ほぼ連続攻撃が可能となる。射程距離は十数メートル。コピー用紙をハサミで切るみたいに、金網のフェンスをバッサバッサと切断できる。最初の戻す動作で生まれる直径3メートルほどの“透明な球体(鞘の中に封印されている重力)”が魔術。刃そのものは、この魔術から派生した物理現象にすぎない。よって、『幻想殺し』による消去は不可。欠点は、周囲の物質を吸い込む“透明な球体”が暴発しやすいこと。
人体改造
・鋸、鉋、金槌、火箸、棒ヤスリ、ドライバー、ハンドドリルなどの“黄金”製工具(霊装)で、人間を生きたまま柱やテーブルなどの物体に改造
・比較的硬度の低い金だが、鋼やステンレスなど硬度の高い金属を軽々切断できる
・工具が人体に触れた時点で改造は始まる
・改造を施された物体(改造人間)は、普通の人間と同じように呼吸、食事、睡眠、排泄を行う。心臓や肝臓などの内臓の他に目、鼻、耳などの5感も活きており、センサーとして機能
・見た目だけが変わり、質感も脂肪のまま継続。その関係で、表面はブヨブヨとしていてよく滑る
・改造人間はマリアンの意のままに操れる。脂肪に触れた工具を、ボブスレーのように滑らせて敵に突撃させることが可能。また、脂肪の一部を工具で切り取ってそのまま砲弾のように投げることも
・改造にサイズや種類などの縛りはない。壁、蛇口、消火器、ヘリコプター、ピッチングマシンなど何にでも変えられる。顔などの整形や、2本の足を8本に増やしたり、腕や頭など人体の一部を他の人間と取り換えることも可能
・改造の蛇口を捻ると、大量の血が噴き出て死亡する
・死体の改造はできない。よって、死亡すると改造の魔術が解ける
・やっていることは医療における手術や施術に近い。それを戦闘で使えるように底上げ
・この魔術による自信作が、世界を囲う蛇を丸焼きにする力がある『投擲の槌(ミョルニル)』
・改造人間の弱点は、“アルコール”。酔うと機能障害を起こす。また『幻想殺し』で元の人間の姿に戻せる
・人体改造は相手に対しての一種の罰で、死刑よりも最適化することが有用との判断に基づく
ロキの投網(とあみ)
・悪神『ロキ』考案の自滅の拘束具(使い捨ての霊装)を、マリアンが『敵の動きを封じてズタズタに切り裂く』攻撃用魔術に転化
・形状は、全長数十メートルの爆撃機を楽々と包み込むワイヤーの群れ
・射程距離は数十キロ
・雷撃のような速度で標的に向かう
・弱点は、ワイヤーを焼き切るほど高性能のレーザー兵器
万象の金(ドラウブニル)
・魔剣や神槍などの武具を自由自在に組み上げる霊装
・形状は、土星の輪を連想させる“黄金の腕輪”
・両手首に装着して使用
・術者の意思を通じて直径30センチほどに肥大した後、眩い光を放ち、新たな武具を誕生させる
月輪神馬(フリムファクシ)
・天を駆けるように大地の上を高速移動?する霊装
・何が起きているのか、上位魔術師なら誰でも気が付くほど派手で目立つ
弱点
・力も速度も平均以下
・霊装がないとまともに戦えない
・酒(悪酔いする)
補足
・スマートフォンを通信用の霊装として改造
・ベルシの魔術の師匠
・回復魔術は使えない
・味方に優しく、敵に容赦ない

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