創約12巻の簡易バレ含む感想

喪服姿の表紙を見るのは、漫画などを含め初めてな気がします。
そもそも葬儀からスタートするラノベ自体、あるのかないのか?
サスペンスドラマではよくある風景ですが・・・。

本巻は、主人公を殺した犯人を突き止める話ではありません。
突如動き出した死体を、あなたは1人の人間として受け入れることができますか?

PR

創約 とある魔術の禁書目録(12) (電撃文庫)

スポンサーリンク

登場人物

蘇生確信
上条、アリス、ステイル、ネフテュス、娘々、一方通行、アレイスター

蘇生推定
美琴、食蜂、ダイアン

ゾンビ疑惑
青髪ピアス、吹寄、小萌

離別部隊
木原合計(新キャラ)

その他(蘇生不知?)
オティヌス、インデックス、神裂、五和、木原脳幹、コロンゾン、上条刀夜、黄泉川、クリファパズル、カエル医者、ヴィダートリ、浜面、滝壺

あくまでセリフがある人物に限定。
上条の人脈を考えればもっと出てきてもよさそうですが、書くのが大変そう。
せめてデルタフォースのもう一角だけでも!

主なバトル

上条・アリス・一方通行VSステイル・ネフテュス・娘々
あらすじからはまったく予想できない組み合わせ。
なんで、どうしたらあのステイルが魔神と一緒に行動するようになるのってね。

もう一つは一方通行VSアレイスター
学園都市統括理事長の新旧対決。
こちらもかなり意外。
受け入れる人と受け入れない人の違いが大きく出ています。

話の大まかな流れ

1月6日23時58分 上条死亡(創約10)
1月7日 地獄編/冬休み最後の日(創約11)

創約12はこの続き、1月8日 上条の葬儀(本来は上条の高校の始業式)。
1.準備
2.告別式
3.火葬
4.蘇生
5.パニック
6.逃走と追跡
7.再会
8.決戦
9.新たなる脅威

私がなるべく考えたくないことの一つに葬儀があります。
もし親しい人が突然亡くなったらと思うと怖くて・・・。
他人の葬式に行くたび、憂鬱な気持ちになります。
その葬式について、けっこう生々しく描かれています。

悲しいことがあったとき、涙が出るのをこらえてしまうのはなんでだろう?
男だから?プライドから?恥ずかしいから?
青髪の心理から、ふと考え込んでしまった。

話のテーマ

・もし死体が動いたら?

燃やしたら終わりという予想は珍しく当たりました。
ただ、そこからのトラブルは想定外。
すんなり受け入れるとは限らないんですね。

親しい人からするとこれほど嬉しいことはないはずですが、客観的に見ると朗かに異常事態。
だって、何千?何万?もの死者を見届けてきたプロの医者が死んだと認めたんだから。

死後1日しか経っていないとはいえ、奇跡が起きたと結論付けるのは早計。
そこには何か裏が、仕組みが、あると考えるべきだ。

例えば、ゾンビや幽霊。
例えば、クローンやサイボーグ。
例えば、謎のウイルスや細菌。
例えば、人型のアリの大群や傀儡。
例えば、死者の軍勢(エインヘルヤル)。

いずれにしても、危険物と断定し、その死体を確保、解剖する必要がある。

全体的な感想

学園都市の構造

トップは変わっても、根本的な部分では何も変わっていない気がします。
制御が及ばない5000人の木原一族とか。
親が子供の葬儀に立ち会えないとか。
せめて、これくらい理事長の権限でどうにかならないものですかね。
まあ、上条だけ特別扱いするわけにはいかないか。
学園都市が他の国と同じくらいまともになるのはまだまだ先っぽいです。

魔神と超絶者の違い

魔神:周囲から神と認められたもの
超絶者:周囲から神と認められたいもの


こういう表現だと、超絶者は魔神になりたいものといえなくもないですね。
魔神になれば、もっとできることが増えると考えている。
であるならば、超絶者が魔神に勝てる道理なし。
ですが、アリスは別格のよう。魔神と同等のことができる超絶者。このあたりがちょっとややこしいですね。
他の超絶者を見ると、魔神の次に強い存在のようにはとても見えません。
単体でイギリス清教全体と本当に互角に渡り合えるのと疑ってしまいます。

上条当麻は死んで何も得られない?

エピソード記憶消失は継続。おそらく食蜂関連も⁉
今回、幻想殺しを使ったのかよくわからず。
彼が経験したことは魔神に近い⁉ようだが、スキルは死ぬ前とあまり変わらない気がします。

一方通行と浜面仕上の違い

口が悪いのは相変わらずですが、行いは本当善性化している一方。地味に、上条との「丸投げ」の下りが面白かった。
片や、改心しているのか疑わしい浜面。彼、黄泉川に捕まって刑務所に行ったんじゃなかったのか⁉ダイアンの仲介で免除されたのかな。コロンゾンと仲良くなれたのも実に不可解。

初志貫徹のステイル=マグヌス

上条の蘇生を、利ではなく害と決めつける存在。
原作1巻から出てるんだから、上条とはそれなりに付き合いが長いはずなんだが。
変わらねえ。容赦ねえ。説教効かねえ。
上条とバトル、今回で4回目⁉
しかも新技披露。
魔神が脅威に感じるわけだ。

出落ちの木原合計

今巻唯一の新キャラだが、なんとも呆気ない。
お前の人生はそれでいいのか!
木原一族らしくない。
離別部隊にしてもこれで本当に終わりなのかな。

死人同然のアレイスターとコロンゾンとダイアン

なんだか、またごちゃごちゃしてきましたね。
生きているのか死んでいるのかよくわからないという点では、上条と似ている気がしなくもありません。
既視感が強いので、今後の本筋ではないと思う・・・。

今後の展開予想

かなり中途半端な終わり方です。
上条としてはまず、自分が普通の人間であることを証明しなければなりません。そうしたいのに新たなトラブル。それもすぐに解決を迫られる逼迫した状況。まさに息つく暇もなし。
とりあえず、アリスが傍にいるので逃げるだけならどうとでもなりそうですが。
ダイアンが提案している通りなら、あの領事館で同窓会がてら作戦会議かな⁉

インデックスとオティヌスの動向はまったく予想できず。
美琴や食蜂は上条に再会できるか!
など問題山済み。

私が最も気になるのは、上条夫妻の学園都市に対する不信感ですが。

コメント